経年劣化によるダメージは見られますが、アンティークらしい雰囲気のあるシルバー文字盤です　当時の希少な保証書が付属します

オメガの創業100周年を記念して誕生したシーマスター。現在、生産されているオメガの主要コレクションの根幹といっても差し支えがない、名実ともにオメガを代表するコレクションです。

こちらのシーマスター 120は、その名称の通り120m防水(当時)のスペックが与えられたダイバーズウォッチとしてラインアップされていました。

外観上では当時の流行であった"Cライン"のフォルムをまといつつも、回転ベゼルを備える本格的なダイバーズウォッチとして人気を博します。

シーマスター 120で思い出されるのが、フリーダイバーのジャック・マイヨールとの関係です。同氏が1976年に素潜りで100mを超える記録を打ち立てた際に装着していたのが、上記のシーマスター 120のクオーツモデルでした。

後にオメガは1990年代に毎年のようにジャック・マイヨールのシグネチャーモデルをリリースしています。シンプルなデザインから、文字盤にイルカがモチーフとして描かれたものまでラインアップされます。

こちらのシーマスター 120のケースサイズは縦44mm、幅39mm、厚さは11mm。ダイバーズウォッチとしては薄いのがお分かりいただけるでしょう。ケースの表面はポリッシュとサテンが組み合わせられています。当時としては手の込んだ仕上げが施されています。

回転ベゼルは両方向に回転するため、日常で使用する際は使い勝手に優れます。ベゼルサイドには滑りを防止する刻みが入り、実用と見た目の両面を向上させています。

回転ベゼルを装着した見た目はダイバーズウォッチらしい精悍な印象。文字盤は黒に近いブルー文字盤で深海を感じさせます。回転ベゼルはブルーの地に、アラビア文字がクリーム色にエイジングされているのがヴィンテージらしさを強調しています。

心臓部には自動巻きcal.1002が搭載。当時のオメガを代表する主力ムーブメントの1つです。ねじ込み式のりゅうずを開放すると、1段引きでクイックチェンジ式の日付調整。2段引きで時刻を合わせることが可能です。一般的な現在の腕時計と操作性は変わりません。

幅20mmサイズの3連ブレスレットは腕元をしっかりとホールドします。サテン仕上げの3連タイプであるため、コーディネートに左右されず着用することができます。

クラスプの内側にはブレスレットの番号である"1171"とステンレススチール素材であることが記載されています。

"Cライン"のフォルムがボリュームを感じさせますが、手首周り16cmのスタッフが着用してもご覧のように大きさは感じられません。

エイジングしたアワーインデックスとアクアブルーの秒針の対比が美しいヴィンテージ ダイバーズウォッチです。コレクションに迎えてみるのはいかがでしょうか。